2012年1月1日日曜日

恭賀新春 2012

2012年、あけましておめでとうございます。

2011年は大震災やそれに続く原発事故が発生し、また世界情勢的にも、とても大きな出来事が続いた一年でした。
そして、この姫急西海岸工場も操業開始から無事2周年を迎えることができました。これもひとえにサイトを閲覧していただいたり、コメントをいただいた皆様のおかげです。ありがとうございます。
今年一年、なにが起こるかは分かりませんが、姫急西海岸工場では細く長く話題を提供していきたいと思っております。今後も姫急西海岸工場をよろしくお願いいたします。

2011年8月21日日曜日

クモハ40の編成と所属と車番について

こんにちは、こんにちは。さやみかんです。

リトルジャパンさんのクモハ40半流キットが鉄コレ動力仕様で再販されました。
これを組み立てたときにどの地域のものにすればいいのか調べてみました。

まず、前面形状が丸みを帯びた「半流」ですから

クモハ40の057以降080までの番号が該当します。戦前の仕様で作るのであれば、このすべての番号が使えそうです。

しかし、片運転台のクモハ41に改造された車両、戦災で失われた車両がありますので、戦後の仕様で作るとしたら、番号がかなり限られます。

057 戦災廃車
058 モハ41105に改造 戦災廃車
060 戦災廃車
062 戦災廃車
063 戦災廃車
064 モハ41111に改造 戦災廃車
065 モハ41112に改造
066 モハ41113に改造
068 モハ41115に改造 戦災廃車
069 モハ40800に改造 
070 モハ41117に改造
075 モハ41122に改造
078 モハ41125に改造
079 モハ41126に改造
080 戦災廃車

戦後の活躍として作成できるのは次の車番になります。

059 東オメ 青梅線 ブドウ色
061 東オメ 青梅線 ブドウ色
067 東フナ 横須賀線 ブドウ色
071 東ミツ 下河原線 東京競馬場前 ブドウ色
072 東オメ 青梅線 ブドウ色
073 東オメ 青梅線 ブドウ色
074 東ミツ 下河原線 東京競馬場前 ブドウ色
076 金トヤ 富山港線 青色22号
077 東フナ 横須賀線 ブドウ色

このように調べてみると、クモハ40の半流として作れるのはかなり限られてきます。
水色の旧型国電に仕上げようと思うと076の金トヤになります。大垣にいたのは、平妻タイプになるんですね。奥が深い。

参考資料は、「ガイドブック最盛期の国鉄車輌 (1) (NEKO MOOK (717))」です。

2011年7月7日木曜日

RM MODELS 1999年分バックナンバーで参考になりそうな記事まとめ

こんにちは。さやみかんです。

RM MODELSのバックナンバーの古本を古本屋さんでみつけましたので、今後の模型作りに役に立ちそうな記事をメモしておきます。

42号 1月 地鉄電車 屋根上209系 オハフ50 オハ50
43号 2月 屋根上311系 ウィン製キハ55の動力化
43号 3月 VistaCar 名鉄3400系850系
44号 4月 上越ローカル 丸窓電車 建造物は如何?図面付き 屋根上209系
45号 5月 機関車をもっとかっこよく軽加工
46号 6月 近郊型電車選手権 送電線用鉄塔 屋根上 E127系100番代
47号 7月 車両図解 屋根上115系
48号 8月 Nで蒸気 SL図解 屋根上115系
49号 9月 線路敷設バラスト 線路観察 国電 屋根上 新一号 EF5860
50号 10月 地鉄電車 GM建物キット組立 看板サンプル チップLED信号 LED室内灯 屋根上 新1号編成
51号 11月 屋根上 485系3000番代 鉄道員 幌舞駅
52号 12月 近鉄エースカーハンダ付け 屋根上 583系

バックナンバーを探すときの参考にお役立ていただければ幸いです。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。

2011年6月5日日曜日

GMキット 切妻2階建ての商家 その1

工場長のさやみかんです。
ちょっとした事情からグリーマックス製の建物キットのジャンク品を入手しました。

これを並べれば、昭和風の街並みが再現できる!と盛り上がったのですが、よく見ていくと気になる部分が出てきます。

このキットの間取りを考えてみましょう。



一階部分は、半分店舗、半分住居で、二階部分は住居としてみました。
窓の位置から判断すると階段の位置が難しいです。
一応、小学校時代の近所の友達の家を参考にしています。
友達の家との大きな違いは小奇麗にまとまりすぎていること。
台所や風呂場の水回り系で裏手に増築した部分があったり、倉庫があるとそれっぽくなるのではないかと思いました。

情景用のキットなので、スペース的に仕方がないのでしょうが、表通りに面した商家は、裏手へ細長く増築を繰り返しながら続いていくような構造がそれらしく見せるポイントになるように思います。

この建物の2階は表にしか窓がありません。この点を改善しようとすると大変そうなので、裏手に6畳くらいの部屋を増築して、1階のみに水回りを増築するような改造をするといいのかもしれないですね。

今回は改造の計画のお話まででした。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。

2011年5月31日火曜日

GMキットサハ75を原型に復元して組み立てる1

おまけやセットのあまりなどで、手持ちのサハ75のキットが増えてきたので、組み立ててみます。サハなので、長大編成にしないと使い道が難しいサハ75。最低でも4連を組まないと編成にならないのがつらいところです。

ゲートから切り離し、バリを取ります。



さらに取ります。



あらかじめ切り継ぎ加工用のラインがあります。



切り継ぎパーツと合わせてみます。



少し考えて、強度を維持することと全長が変わらないようにするためにシルとヘッダーの間だけデザインナイフで切り抜きました。




ぴったりとなるように窓の切り継ぎをはめ込みます。




ドアの跡を0.3mmのプラ板で埋めます。




ウェーブ製の黒い瞬間接着剤で隙間を埋めます。画的に汚くなってしまうのが、この黒い瞬間接着剤の欠点です。しっかりと埋まるので確実な製品ではあるのですが、灰色9号で下地塗装をするまで、仕上がり具合がつかみにくいのです。



箱状に組み上げます。





400番のドライリューブとハセガワのトライツールのノミで仕上げていきます。
ヘッダーと雨といの間が削りにくいです。割り箸に変えて、精密ドライバーの先端にドライリューブを接着した手作りヤスリのほうがいいかも。
このくらいの穴だと溶きパテのほうが確実かもしれません。


2011年5月22日日曜日

GM製ベンチレーターの取り付け方を各自工夫する

工場長のさやみかんです。

引き続きGMキットの旧型客車を製造しております。
このシリーズのキットでは、部品を共用してバリエーションを展開している都合上、キットによって、屋根上のベンチレーターの位置や種類を変えなくてなりません。

各自で指定の位置にぴったりと接着してねと説明書には書かれております。
この位置決めの作業はとても難しいのであります。

当工場でも金尺を当ててまっすぐにする、マスキングテープで仮止めするなどの工法を考えてきましたが、今回のテストでひとつの結論がでました。



指定位置に1.2mmのピンバイスで穴を開けます。
1.0mmがいいかと思いましたが、ぴったりすぎるようです。少し遊びがあったほうがいいみたいです。



GM製のベンチレーターには、タミヤの1mm丸棒から切り出した2mmほどの長さの突起を取り付けます。
ピンセットで丸棒の小片を押さえながら、タミヤの緑キャップの接着剤で素早く固定します。



さっそく屋根に開けた穴に差し込んでみます。



なかなかいい感じです。
屋根を塗装するときには、取り外せますから、例えば、屋根をジャーマングレーに塗って、ベンチレーターをニュートラルグレーに塗るという作業がやりやすくなります。





たくさん作るときは、ランナーから切り離さない状態で付けるといいみたいです。
本接着のときは、タミヤの白キャップの接着剤で位置を微調整しながら固定します。

2011年5月21日土曜日

GMキット オハフ61を作る

工場長のさやみかんです。

押入れに眠っていた旧作のGMをキットを掘り返してきました。
西日本旅客鉄道さんのN40延命工事のように塗装を剥がして、部品を交換してリメイクです。

キットのベンチレーターがオーバースケール過ぎるので、別売りのパーツに交換しました。
接着が取れないので、電動ヤスリで削り落として大工事です。

車体の色は、青やぶどう色では地味なので、派手めな津軽鉄道風の色を選んでみました。
ぶどう色だと完成品もあるので、せっかく自分で塗るのならば、世の中になさそうで現実に存在しそうな微妙なラインを狙ってみました。

車体が仕上がったところで、KATOの完成品並に車高を下げた車体と並べてみました。



やはり、少し車高が高いようです。走行の安定性を考えたら、このままでよさそうですが、腰高な感じをなんとかしたいところです。



その昔に筆塗りした床下です。適度に下手くそなあたりが自然とウェザリングになっております。




台車を支える中心の出っ張りをヤスリで削ります。削ると台車のカプラーポケットの上端が床板に当たるようになってしまうので、車端部の床板をカットし、オモリのあたりから1.2mmのプラ板で床板を延長して、カプラーポケットを避けるように加工します。




車体はタミヤのエナメル塗料のレッドブラウンでウェザリング、床下は、Mrカラーのバフを吹きつけて汚してあります。
貫通幌は、灰色9号→バフの順にぼやかしながら吹いてから、幌枠の部分のみ黒く塗ってあります。

あとは、テールランプに色さしして、車番を貼りつけたら、概ね完成です。