2010年6月29日火曜日

ひだまり荘っぽい学生向けアパートを作る その2

姫ノ沢工務店のさやみかんです。

ひだまり荘っぽいアパートの続きを進めます。今回は屋根です。これはちょっと難物の予感。



ひだまり荘のこの屋根、雨水の排水機能から考えるととても効率の悪い形態をしています。
主に北海道で普及しているスノーダクト式の屋根を想定するとこの形もありかと思ったのですが…。


屋根の真ん中に向かって、雨水を流す方式です。これは、ヒーターを使って雪を溶かす極寒地向けの装備なので、ひだまり荘的にはあり得ない感じがします。


近所でひだまり荘っぽい形とカラーリングの屋根を見つけたのですが、これは鉄筋コンクリート建築。
昭和40年代後半から50年代前半にかけて流行った様式です。

おしいけど少し違います。

困っていたところまたまた中戸電気鉄道さまの不動産部門から、資料が届きました。
うめてんてーを集めた動画を探せば、屋根上の描写があるのではとのことで、屋根上の動画とどきました。

やはり、周りのオレンジ色の部分は飾り屋根で、上の平らな部分は防水シートを貼った防水屋根になっているみたいです。
このタイプの屋根だと建物は鉄筋コンクリート造のほうがしっくりきそうな気がします。
微妙な傾斜をつけるのならば、外側の飾り屋根が構造的に邪魔になるし、なかなか実際に作るとしたら、大工さんが嫌がりそうなつくりです。

(つづく)

2010年6月27日日曜日

ひだまり荘っぽい学生向けアパートを作る その1

姫ノ沢工務店のさやみかんです。

今回は、中戸電気鉄道さまの不動産部門からアパートのご注文をいただきましたので、早速、検討にとりかかりました。

先方のご希望をまとめますと2階建てで部屋数が合計で6部屋、家賃は45000円くらいにしたいとのこと。
立地は学校の近所で主に学生さんが住むことを想定としたアパート経営を行うそうです。

ちょうどよさそうなプロタイプを検討してみたところ、軽量鉄筋構造のアパートで探してみました。











Google先生ってこんなときに便利です。軽量鉄筋構造のアパートが参考例がみつかりました。



そうこうしているうちに先方さまから資料がそろったよと入電!
届いた資料はこちら…。



ひだまり荘!

最初からそういいなさいという野暮なツッコミはおいておいて、具体的な設計に入っていくことにしましょう。



ベランダ側から見ると各部屋に窓が等間隔に並んでおります。
その特徴とこれまでの記憶をたよりに部屋の設計図をおこしてみました。



居間は8畳くらいで、玄関から廊下兼キッチンになっている感じを再現してみました。

この状態で玄関側を想定してみると、ドアが均一の間隔に並ばないような感じがします。



少しだけ内部の設計図を修正してみました。
風呂場とトイレの換気扇はどうなっているのだろうという微妙な疑問点がのこりますが、目をつぶっておきましょう。



キッチンの通路を広げて、部屋も30cmほど広くしてあります。



そして、3部屋分に複製してみました。
配管の都合を考えると、真ん中の部屋の浴室・トイレ側とキッチンを入れ替えたほうが現実的かもしれませんが、各部屋の印象的な記憶に忠実にということでこのままにしておきます。

つづく

2010年6月18日金曜日

彩重車両重工さまより開業記念機関車が納車



さやみかんです。

今日は、彩重車両重工さまから、甲種輸送により、姫ノ沢急行電鉄の開業記念として、E101型機関車が届きました。

21世紀によみがえる箱型の機関車。カラーは空色と黄色の警戒色となっております。
弊社では主に貨車の牽引に活躍する予定です。開業時からの古豪、大切に整備されてピカピカの状態で運用されております。

と、ここまでがこの車両の設定でございます。

この機関車、アルモデル製のとても簡単な機関車シリーズ車体にKATO製のBトレイン用の足回りを利用して作られております。

彩重車両重工さまの記事にありますように、写真を撮っている間もないほど、簡単に組み上がるボディ。そのわりに大変、繊細な仕上がりとなっております。
真鍮板をエッチング抜きしたボディの緻密感はなんともいえません。
塗装も新車をイメージした光沢仕上げとなっております。

こんなに素敵な状態のものをいただいてしまうと、真鍮キットのハンダ付け工作への片道切符をもらってしまったようなもの。腕を磨いて、ぜひ挑戦してみたいものですね。

ということで、新しい車両の導入のエピソードでした。
彩重車両重工さま、すてきな機関車をありがとうございました。

尾張瀬戸駅風の駅舎を作ってみる1

さやみかんです。

今回は、駅舎を作ってみようということで、作業を始めてみました。
お手本にしたのは、名鉄の尾張瀬戸駅の旧駅舎です。
いろいろと改装が入ったあとの写真しか見当たらなかったので、かなり想像で図面を引きました。なので細部は、私の好みでアレンジがしてあります。

寸法は、ドアや窓の幅を半間(90cm)と仮定して、設計しています。1/150なので、6mmになります。



まずは、部材を紙から切り出します。

切り出しは、グラフテック社の家庭用のカッティングプロッタを使っております。


速乾性の木工用ボンドで部材を貼り合わせていきます。
速乾性タイプを使うのは、水分で波打ったりしないので、曲がりが出にくいからです。


窓枠も組み合わせます。このくらい細かい部品だと事務用のスティックのりを使っています。


貼りあわせた部材を2階部分の床板を基準にして棟上です。
ここで、垂直に歪みなく組み上げるのが、一番難しいところ。
歪みが取れなかったので、地面のベース部分を急遽作成して、強度を高めて歪みを取りました。


今日はここまで、また、作業が進んだら、続きを書いてみます。ではでは~。

2010年6月6日日曜日

【バス・ホンダ看板・建物】模型の素材っぽいものたちの取材

さやみかんです。
肌寒かった5月のあとは、急に暑くなってきましたね。

さて、模型の素材用の資料写真を撮ってきましたので、載っけてみます。



痛バス(笑)です。これを再現するというよりは、好きな作品を取り上げてもいいような感じがします。インクジェットデカールの出番です。




ホンダ系の2輪のお店。この手の看板が急速に数を減らしつつあるので、資料として保管しました。ラベルにプリントして使えたら簡単な感じがします。



郵便局のお隣のちょっとオサレな建物。正面は以前に撮ったので、後ろ側が重要なポイントです。給湯器とかエアコンとか配管とか表に出ない部分を丁寧に作りこんでみたいところです。

ということで、模型の資料のメモでした。よい建物や看板をご存知でしたら、ぜひ教えてくださいね。ではでは~。