2011年5月31日火曜日

GMキットサハ75を原型に復元して組み立てる1

おまけやセットのあまりなどで、手持ちのサハ75のキットが増えてきたので、組み立ててみます。サハなので、長大編成にしないと使い道が難しいサハ75。最低でも4連を組まないと編成にならないのがつらいところです。

ゲートから切り離し、バリを取ります。



さらに取ります。



あらかじめ切り継ぎ加工用のラインがあります。



切り継ぎパーツと合わせてみます。



少し考えて、強度を維持することと全長が変わらないようにするためにシルとヘッダーの間だけデザインナイフで切り抜きました。




ぴったりとなるように窓の切り継ぎをはめ込みます。




ドアの跡を0.3mmのプラ板で埋めます。




ウェーブ製の黒い瞬間接着剤で隙間を埋めます。画的に汚くなってしまうのが、この黒い瞬間接着剤の欠点です。しっかりと埋まるので確実な製品ではあるのですが、灰色9号で下地塗装をするまで、仕上がり具合がつかみにくいのです。



箱状に組み上げます。





400番のドライリューブとハセガワのトライツールのノミで仕上げていきます。
ヘッダーと雨といの間が削りにくいです。割り箸に変えて、精密ドライバーの先端にドライリューブを接着した手作りヤスリのほうがいいかも。
このくらいの穴だと溶きパテのほうが確実かもしれません。


2011年5月22日日曜日

GM製ベンチレーターの取り付け方を各自工夫する

工場長のさやみかんです。

引き続きGMキットの旧型客車を製造しております。
このシリーズのキットでは、部品を共用してバリエーションを展開している都合上、キットによって、屋根上のベンチレーターの位置や種類を変えなくてなりません。

各自で指定の位置にぴったりと接着してねと説明書には書かれております。
この位置決めの作業はとても難しいのであります。

当工場でも金尺を当ててまっすぐにする、マスキングテープで仮止めするなどの工法を考えてきましたが、今回のテストでひとつの結論がでました。



指定位置に1.2mmのピンバイスで穴を開けます。
1.0mmがいいかと思いましたが、ぴったりすぎるようです。少し遊びがあったほうがいいみたいです。



GM製のベンチレーターには、タミヤの1mm丸棒から切り出した2mmほどの長さの突起を取り付けます。
ピンセットで丸棒の小片を押さえながら、タミヤの緑キャップの接着剤で素早く固定します。



さっそく屋根に開けた穴に差し込んでみます。



なかなかいい感じです。
屋根を塗装するときには、取り外せますから、例えば、屋根をジャーマングレーに塗って、ベンチレーターをニュートラルグレーに塗るという作業がやりやすくなります。





たくさん作るときは、ランナーから切り離さない状態で付けるといいみたいです。
本接着のときは、タミヤの白キャップの接着剤で位置を微調整しながら固定します。

2011年5月21日土曜日

GMキット オハフ61を作る

工場長のさやみかんです。

押入れに眠っていた旧作のGMをキットを掘り返してきました。
西日本旅客鉄道さんのN40延命工事のように塗装を剥がして、部品を交換してリメイクです。

キットのベンチレーターがオーバースケール過ぎるので、別売りのパーツに交換しました。
接着が取れないので、電動ヤスリで削り落として大工事です。

車体の色は、青やぶどう色では地味なので、派手めな津軽鉄道風の色を選んでみました。
ぶどう色だと完成品もあるので、せっかく自分で塗るのならば、世の中になさそうで現実に存在しそうな微妙なラインを狙ってみました。

車体が仕上がったところで、KATOの完成品並に車高を下げた車体と並べてみました。



やはり、少し車高が高いようです。走行の安定性を考えたら、このままでよさそうですが、腰高な感じをなんとかしたいところです。



その昔に筆塗りした床下です。適度に下手くそなあたりが自然とウェザリングになっております。




台車を支える中心の出っ張りをヤスリで削ります。削ると台車のカプラーポケットの上端が床板に当たるようになってしまうので、車端部の床板をカットし、オモリのあたりから1.2mmのプラ板で床板を延長して、カプラーポケットを避けるように加工します。




車体はタミヤのエナメル塗料のレッドブラウンでウェザリング、床下は、Mrカラーのバフを吹きつけて汚してあります。
貫通幌は、灰色9号→バフの順にぼやかしながら吹いてから、幌枠の部分のみ黒く塗ってあります。

あとは、テールランプに色さしして、車番を貼りつけたら、概ね完成です。